春ブロッコリーの出荷が活気付いています。

 
4月も半ば過ぎとなり、JA愛知みなみ洋菜部会管内では、「春ブロッコリー」が出荷の時期を迎えています。訪れたのはブロッコリーを生産する農家、河合さんの畑。
 

「サンテパルク」のほど近く、農地を潤す大切なため池 「芦ヶ池」を見下ろす河合さんの畑の周辺は、一面に豊かな新緑があふれていました。
 
春ブロッコリーの出荷は、4月の初め頃から始まります。
 

 
この時期の農家の皆さんは収穫のため、朝はとても早く、日の出前の4時過ぎから作業を始めているとのこと。
 
河合さんは、切れ味の良い専用の包丁でスパッスパッっと、手際良くブロッコリーを茎から切り取り、外葉を落としていきます。
 

 

みるみる内に、いくつもの籠が瑞々しいブロッコリーで山盛りとなっていきました。
 

春ブロッコリーは、冬ブロッコリーに比べて花蕾の粒が細かく甘みがあり、この時期のものでも、表面がうっすらとアントシアニンで紫がかったものは特に美味しいそうです。
(アントシアニンの色は加熱すると落ち、鮮やかな緑色となります。)
 
冬作のブロッコリーに続き春作のブロッコリー、と2期に渡って栽培が出来るのも、ここ田原の温暖な気候と日照時間の恵みです。

 

 
収穫したブロッコリーは、自宅の作業場へ運んで箱詰め作業。ここでは河合さんのお母さんが頼もしい力となります。
 
そんなお母さんに教えてもらった普段のブロッコリーの食べ方は、「先ずは茹でたてをそのまま食べることが何より美味しい。」とのこと。オリーブオイルと塩だけで、採れたてブロッコリーはとびきりの味がするのでしょう。
 
こればかりは生産者さんの特権ですね。その他、胡麻だれであえてサラダにしたり天ぷらもおすすめだとか。
 

 
春ブロッコリーの出荷は6月まで続きます。お店でお見かけの際はぜひ、手にとって春らしい柔らかなブロッコリーの味わいを楽しんでくださいね。

 

 

 
 
report and text / Masami Araki (Myoujou Library)
photo / Koshi Asano (Office Presence)